最近、「HSC (Highly Sensitive Child) 」という言葉を耳にすることが増えてきました。
HSCとは、生まれつき感受性が強く、
人の気持ちや周囲の変化を敏感に感じ取る子どものことを指します。
私の子どもも、
まさにそういう気質を持つ子です。
人に優しく、
空気をよく読み、
相手の気持ちを大切にする子です。
けれど、その優しさゆえに、
学校という場所でとても疲れてしまいました。
気づけば、
「学校に行きたくない」と言うようになりました。
HSCの子どもは、
決して弱いわけではありません。
ただ、
周りの刺激や人の気持ちを深く受け取ってしまうため、
学校生活の中で人よりも多くのエネルギーを使ってしまうことがあります。
この記事では、
HSCの小学生が不登校になりやすい理由と、
親として見えてきたことを書いていきます。
HSCの小学生とは?
HSC(Highly Sensitive Child) は、心理学者のエレイン・アーロン博士が提唱した概念です。
HSCの子どもには、次のような特徴が見られることがあります。
- 人の気持ちにとても敏感
- 大きな音や強い刺激が苦手
- 空気をよく読む
- 人を傷つけることを極端に嫌う
- 物事を深く考える
こうした特徴は、本来とても素晴らしいものです。
しかし、学校という集団生活の中では、
疲れやすさにつながることがあります。
HSCの小学生が学校で疲れてしまう理由
①周りの感情を受け取りすぎてしまう
HSCの子どもは、
人の気持ちを敏感に感じ取ります。
友だちが怒られていると、
自分が怒られているように感じてしまう。
誰かが悲しそうにしていると、
その気持ちを一緒に抱えてしまう。
一日中、たくさんの人と過ごす学校では、
その刺激がとても多くなります。
そのため、
家に帰るころには
心がぐったりと疲れてしまうことがあります。
②空気を読みすぎてしまう
HSCの子は、
周りの雰囲気をよく感じ取ります。
「ここで発言したらどう思われるかな」
「友だちが嫌な気持ちにならないかな」
そう考えすぎてしまい、
自分の気持ちを表現できなくなることがあります。
その結果、
学校ではずっと気を張っている状態になります。
③優しい子ほど我慢してしまう
HSCの子どもは、
人を傷つけることをとても嫌います。
そのため
- 嫌なことを言われても言い返せない
- 我慢してしまう
- 自分が悪いのではないかと考えてしまう
ということがあります。
小さなストレスが少しずつ積み重なり、
やがて学校に行くこと自体が
つらくなってしまうこともあります。
不登校は「弱さ」ではない
学校に行けなくなると、
多くの親はこう考えてしまいます。
「もっと強くならないといけないのではないか」
「社会に出たらどうするのだろう」
私もそう思ったことがあります。
けれど、
子どもを見ていて気づいたことがあります。
それは、
HSCの子どもは弱いのではなく、
感じる力が強いということです。
その優しさや感受性は、
本来とてもおおきな力になります。
親としてできること
HSCの子どもにとって大切なのは、
「あなたはそのままでいい」
と感じられる場所があることです。
学校がすべてではありません。
子どもが安心していられる場所が
一つでもあれば、
心は少しずつ回復していきます。
優しい子は、時間がかかることがあります。
けれど必ず、自分の場所を見つけていきます。
まとめ
HSCの小学生が不登校になる背景には、
- 刺激の多い学校環境
- 人の感情を受け取りすぎること
- 優しさゆえの我慢
などが関係していることがあります。
でも、
それは決して「弱さ」ではありません。
優しさは、いつか必ず強さになります。
その子の歩くスピードを信じながら、
親としてそばにいることが大切なのだと思います。

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優しい子ほどいじめの対象になってしまうのか。
▶もし、実際にどのような出来事がきっかけで不登校になったのかを知りたい方は、
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