普通になれなかった私を救ったのは”違っていい”と言ってくれた友達だった

不登校

子どもが不登校になると、
親は不安になります。

「このままで大丈夫なのか」
「無理にでも行かせたほうがいいのか」
「甘やかしているだけではないのか」

私も、たくさん悩みました。

でも今は、

競争社会の中で、
”劣等感を大きくする場所”に
無理に戻そうとするより、

「あなたはそのままでいい」と
言ってくれる人や場所に出会うことの方が、
ずっと大切なのではないかと思っています。

なぜなら、私自身も、
そして娘も、
「認められる場所」に出会ったことで、
生き方が変わったからです。

「普通にならなきゃ」と思っていた子ども時代

小さい頃、私はずっと、

「普通にならなきゃ」
「周りに合わせなきゃ」

そう思って苦しんできました。

みんなと同じようにできない自分を見るたび、

「私はダメな人間なんだ」

そう思い込んでいたのです。

”違っていい”と言ってくれた友だち

高校2年生の時

ある友達が私を変えてくれました。

その子は、
私が気にしていた”人と違うところ”を、

「それ面白い!」
「そこがいい!」

そう言って笑ってくれたのです。

私はその時初めて、

「違ってもいいんだ」
「違うことは魅力なんだ」

と思えました。

そして不思議なことに、

「自分はダメだ」

と思っていた心が、

「自分は何でもできるかもしれない」

という感覚に変わっていったのです。

認められる場所に出会うと、劣等感が自信に変わる

次女もまた、長い間、
「競争」の中で苦しんできました。

バレエ教室でも、
バレエ専門学校でも、
バレエ留学先でも、
どこへ行っても嫉妬され、
いじめと拒食症と闘っていました。

きっと、「周りに合わせなければ」
「もっと完璧でいなければ」と、
ずっと劣等感を抱いて生きていたのだと思います。

でも、その後進学したダンス専門学校で、
様々なジャンルの人たちと出会いました。

その中で、バレエの授業を受けた時、
周りの学生達から

「すごく上手いね」

と、初めて自然に認められたそうです。
この時、娘は拒食症との闘いを
やっと終えることができました。

今まで”いじめられる場所”にいた娘が、
”認められる場所”に出会った瞬間でした。

人は、場所によって、
出会う人によって、
こんなにも変われるのだと、
私は子どもから教わりました。

学校は「普通」を求めやすい場所なのかもしれない

社会は本来、
「多様性を認める場所」でなければいけない。

でも学校という集団の中では、
どうしても「普通」が基準になってしまう。

みんなと同じように動くこと。
空気を読むこと。
合わせること。

それが求められやすい場所です。

だからこそ私は、

「みんな違ってみんないい」

という感覚は、
家庭で育てるしかないのではないかと思うのです。

劣等感を経験した人ほど、多様性の大切さがわかる

親が子どもに、
価値観を押し付けるのではなく、

「こうあるべき」というレールに
はめるのでもなく、

まず親自身が、
多様性を受け入れていくこと。

枠から外れた経験。

失敗した経験。

劣等感を抱えた経験。

そういうものを持つ人ほど、
困っている人の気持ちがわかることがあります。

劣等感や孤独を知らない政治家たち

今の政治を見ていると、

「強い日本」
「成長」
「競争」

そういう方向へ向かっているように感じます。

もちろん努力も成長も大切です。

でもその一方で、

できない人。
苦しんでいる人。
社会に合わせられない人。

そういう人達が、
置いていかれてしまう空気も感じるのです。

私は時々思います。

ずっと「上にいる側」だった人には、
劣等感や孤独が見えにくいのかもしれない、と。

どん底を経験した人。

「普通になれない苦しさ」を知っている人。

そういう人は、

「みんな違ってみんないい」

を、理屈ではなく感覚として知っている。

今、社会では、

「違いを認めたい人」と、
「同じ方向へ進もうとする力」が、

ぶつかっているように感じます。

「みんな違ってみんないい」を家庭から育てたい

だから、せめて家庭だけは、

「あなたはそのままでいい」

と言える場所であってほしい。

誰かと比べて価値を決めるのではなく、

違いを否定せず、
認め合える場所であってほしい。

家庭で認めてもらった子は
学校や社会で友達の個性を引き出す側になります。
そういう子ども達が出会えば、
お互いの自信になります。

あの時、
「踏まれても立ち上がるぺんぺん草みたいだね」
そういって
友だちが
私の強さに気づかせてくれたように。

子ども達の場所がすべて、
認め合える場所であってほしい。

▶不登校やいじめの回復への道は
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我が家の三通りの回復への道

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