最近、不登校の子どもが増えていると感じませんか。
いじめ、無視、仲間外れーー
その背景には、子ども同士の問題だけでなく、
大人の関わり方 が影響していると、私は感じています。
この記事では、
子育ての現場で実際に見てきた体験から、
不登校が増えたいじめ社会の理由を
親の視点で考えていきます。
子どもが他人に大切にされる経験が減った理由
10年前は友達同士の家を行き来して遊んでいました。
女の子も男の子も。
よその家にお邪魔するので、
「挨拶して失礼のないように」
と言って聞かせていました。
自分自身も保護者の方に会ったら
「いつもお世話になっています。」
「こちらこそ、お世話になっています。」
と、挨拶するようにしていました。
いつのころからか周りはみんな忙しくなりました。
そして今、
子ども達は小さい頃からたくさんの習い事。
勉強にスポーツ
一週間の予定がギッシリ詰まっています。
「友達の家に遊びに行ってくる。」という言葉を聞かなくなりました。
以前は友達のお母さんお父さんが
子どもをおもてなししてくれていました。
みんなで子どもたちを可愛がっていたのです。
「また来てね」と言われる当たり前の幸せがありました。
少年団・塾で起きる「親同士の競争意識」といじめ
スポーツ少年団も塾も習い事も、
親が一生懸命になればなるほど、
友達と我が子を比べてしまいます。
「○○君より頑張って、レギュラーになりなさい。」
「△△さんに点数負けたの?」
何もかも勝負です。
子どもを一生懸命応援する親。
その熱意は様々なものを犠牲にしていることでしょう。
子どもはそのプレッシャーを背に、
誰かをいじめて
自分のポジジョンを守ろうとしているのかもしれません。
また、
勝負にこだわると
みんなの協力より個人の力を
期待されていると思うのかもしれません。
幼少期の嫉妬心をどう育てるかで人間関係は変わる
子どもは自分にないものを持っている友達に嫉妬します。
- 相手の学力
- 技術
- 才能
- 容姿
- 性格
- 家庭状況
- 親の優しさ
あらゆるものが嫉妬の対象です。
昔こんなことがありました。
次女が生まれたばかりの時、私が授乳していると、1歳8か月の長女が側にあった哺乳瓶を投げつけてきました。幼児は嫉妬が暴力や意地悪になります。
それから私は赤ちゃんを背負って、長女の方を向いて愛情を注ぐようにしていました。
嫉妬心から、
暴力や意地悪をしてしまう子は、
心が幼児のまま
身体だけ大きくなっているのかもしれません。
満たされない気持ちのまま大きくなる。
満たされて見える子に危害を加える。
そうしていじめが生まれていくのかもしれません。
また、
心が満たされないまま親になると、
自分の子どもより優れている子に嫉妬する。
大人がよその子に嫉妬して、
「うちの子が不幸なのは、あの子のせいだ」という気持ちになる。
レギュラー争いだったり、
監督のお気に入りだったり、
何かを勝ち取ることに親は必至になる。
仲間を蹴落とす事も平気で、
それぐらいの気持ちを持てと子どもをあおる。
あおられた子は努力で勝てないと知って
他人の足を引っ張るかもしれません。
幼少期の嫉妬心は当たり前のこころです。
親は幼少期の子どもの嫉妬心に向き合い、
適切に対応することは大切であると思います。
自分の子だけを守る親が抱える孤独と不安
今、不登校の子が増えた原因は、
いじめ社会の裏側にある「大人の無自覚」
ではないかと考えています。
ひたすら我が子の活躍を願い、
周りに目を向けられない。
それは、
他人の心を大切にする事を忘れてしまった姿。
「我が子さえ幸せになればそれでいい」
という人生は本当の幸せではない孤独な人生だと思うのです。
いじめ被害にあった子どもは
何で被害に合わなければならないのかわかりません。
何も悪いことをしていません。
学校に行けなくなって、親に理由を聞かれても、
どうしてこうなったのか説明できません。
「いじめられる側に原因がある。」と言われますが、
そうは思いません。
いじめられる子はきちんと育てられているから嫉妬されるのです。
いじめを生むのは、
子どもだけの問題ではありません。
勝ち負けを重視しすぎる大人の価値観が無意識のうちに子どもに伝わり、
誰かを傷つける行動につながることがあります。
親が変われば、子ども同士の関係も変わる。
その気づきこそが、
不登校を減らす第一歩だと私は思います。
不登校の背景には、いじめや心の傷が深く関係しています。
次の記事では、いじめによるトラウマと、親ができる具体的な関わりについて書いています。
▶この記事は「いじめ・不登校を生まないために親ができること【体験談シリーズ】」の一つです。
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