不登校の子どもはなぜ昼夜逆転するのか|親が知っておきたい本当の理由

不登校

多くの不登校の家庭で起きることがあります。
それが昼夜逆転です。

夜は元気にゲームやYou Tubeを見ているのに
朝になると起きられない。

親としては

「このままで大丈夫なのだろうか」
「生活リズムを戻さないといけないのではないか」

そんな不安に押しつぶされそうになることがあります。

でも実は、昼夜逆転には
子どもなりの理由があります。

不登校になると昼夜逆転が起きやすい理由

学校に行けなくなると
子どもは強いストレスを抱えています。

  • いじめ
  • 人間関係
  • プレッシャー
  • 失敗体験

そうしたものが積み重なると
心も体も緊張状態になります。

すると、夜になってやっと
その緊張がゆるむことがあります。

その結果、夜に元気になり
昼に動けなくなることがあります。

夜になると元気になる子ども

夜は学校がありません。

誰にも会わなくていい。
何も求められない。

子どもにとって夜は

安心できる時間

になることがあります。

そのため

  • ゲーム
  • YouTube
  • SNS

に没頭してしまうことがあります。

これは怠けているのではなく
安心できる場所に逃げている状態です。

昼夜逆転は「怠け」ではない

「昼まで寝ているなんてだらしない」

そんなふうに言われることがあります。

でも実際には

  • 夜に不安が強くなる
  • 眠ることが怖い
  • 心が休まらない

そんな子どももいます。

体が休もうとして
昼に眠ってしまうこともあるのです。

親が一番不安になる理由

昼夜逆転になると
親はとても不安になります。

「このまま社会に戻れなくなるのでは」

そう思ってしまうからです。

実際、私もそう思いました。

生活リズムを戻さないといけない。
何か頑張らせないといけない。

そんな焦りが生まれます。

我が家で起きた昼夜逆転と、ひとつの気づき

いじめから睡眠障害に

我が家の場合、最初は昼夜逆転というより
夜が怖くて眠れない状態でした。

夜になると不安が強くなり、
眠ることが怖いというようになりました。

そのため、明け方にやっと眠り、
昼頃に起きる生活になっていました。

「このままではいけない」

そう思った私は、心療内科で相談し、
睡眠薬を処方してもらいました。

夜23時頃に薬を飲み、
24時には寝る。

生活リズムは確かに整いました。

でも、別の問題が起きました。

息子は一日中イライラして、
何度も癇癪を起すようになったのです。

物を壊してしまうほどの癇癪もありました。

その状態が、10ヵ月続きました。

睡眠は規則正しいのに、
心はずっと荒れている。

そんな毎日でした。

薬を飲み忘れた日

ある日、
たまたま薬を飲み忘れたことがありました。

すると不思議なことに、
あれほど続いていたイライラが嘘のように治まったのです。

その日から薬をやめました。

また夜は眠れなくなり、
昼夜逆転の生活に戻りました。

でも、息子は
YouTubeを見ながら大笑いして
穏やかに過ごしていました。

その姿を見て、私は気づきました。

「生活リズム」よりも大切なものがある。

私が気づいたこと

私はずっと

「昼夜逆転を直さないといけない」
と思っていました。

でも本当は

心が落ち着いていること

の方が、ずっと大事だったのです。

昼夜逆転していても
穏やかに笑って過ごせる。

その方が
無理に整えた生活よりも
ずっと自然だったのかもしれません。

少しずつ、自分で生活を整え始めた

薬をやめてから、
息子は昼夜逆転の生活になりました。

夜にYouTubeを見て大笑いして、
昼に起きる。

以前のようなイライラや癇癪は減り、
穏やかに過ごす時間が増えていきました、

そしてある時、こんなことを言うようになりました。

「WBCが見たいから、
今日は朝起きるように夜寝る」

また別の日には

「夜の方がオンラインゲームが盛り上がるから、
今日は夜起きてる」

そんなふうに、
自分で睡眠のリズムを考えている様子
見えるようになりました。

さらに最近は、

「学校に行くなら、朝起きられるようにしないとね」

そんなことも言っています。

私はそれを聞いても、
特に何か言うわけではありません。

ただ

「そうなんだね」

と答えるだけです。

子どもは、
自分のタイミングで少しずつ前に進んでいくのかもしれません。

親ができること

昼夜逆転をみるのは
親にとってとてもつらいことです。

でも無理に戻そうとすると
子どもはさらに追い詰められることがあります。

まずは

  • 安心して眠れること
  • 心が落ち着くこと

それが回復の第一歩です。

時間はかかるかもしれません。

でも子どもは少しずつ
自分のペースで前に進んでいきます。

最後に

不登校の子どもが
ゲームばかりしていたり
昼夜逆転していたりすると

親はとても不安になります。

でもその行動の奥には
子どもの苦しさがあります。

まずは

「この子は今、心を休ませているんだ」

そう思えると
親の気持ちも少し軽くなるかもしれません。

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