不登校でPTAを抜けたいと思ったとき|親の本音と学校への伝え方

社会への問い

不登校になったとき、
思ってもみなかった悩みがありました。

それが「PTA」でした。

子どもは学校に行けないのに、
親は学校行事の手伝いをする。

その状況に、
どうしても気持ちが追いつきませんでした。

正直にいうとーー

いじめた子どもが
楽しそうに学校に通っている姿を見るのもつらい。

その親と顔を合わせるのも、苦しい。

でも学校からは、
「名前だけでも残してほしい」と言われました。

これは、
そんなときに私が感じたことと、
学校への伝え方の一例です。

同じように悩んでいる方の
少しでも参考になればと思い、書いています。

中学校に入ってすぐに起きたいじめ

次男は中学校に入学してすぐ、いじめに遭いました。

小学校からの親友がSNSでいたずらをし、
その内容をいじめっ子たちに拡散したのです。

それをきっかけに、
からかいが続くようになりました。

そして、
苦しみの限界を迎えた次男は、
学校に行けなくなりました。

親として抱えた怒りと苦しさ

次男に心の傷を作った親友。

そして、その事実から目を背けるように、
わが子の言葉だけを信じる姿勢を見せたその親。

私は、その家族を恨みました。

もちろん、学校でからかってくる子どもたちも、
憎い存在でした。

でも、次男もまだ関係が浅く、
名前すらわからない子たちでした。

学校という場所そのものも怖い。

でもそれ以上に、
こんなことをした子どもたちが
何事もなかったかのように笑って過ごしている現実が、

私にはどうしても耐えられませんでした。

PTA参加が「恐怖」になった理由

そんな中、PTAの奉仕作業がありました。

参加すれば、
憎くてたまらない親の顔を
見ることになるかもしれない。

そして次男からは
「理由は誰にも言わないで」と言われています。

もし聞かれたら、どう答えればいいのか。

PTAへの参加は、
私にとって”恐怖との戦い”でした。

そして次第に、
その意義すらわからなくなっていきました。

これまでの私と、今の私

PTAは本来、保護者と先生が協力して
子どもたちを育てていくものだと思っています。

実際に私は、
長男が入学したときに総務という役員を務めました。

そのときは、
学校への感謝の気持ちから、
一生懸命責任を果たそうとしていました。

「できるときに恩返しする」

それが親の役目だと感じていたからです。

でもーー

今の次男は、状況が違います。

学校に感謝する余裕もなく、
ただ我が子が傷つき、
心がボロボロになっている状態です。

そんな中で、
いじめに関わった子どもたちの
親と顔を合わせることは、

あまりにも残酷なことでした。

学校に「PTAを抜けたい」と伝えた

私は思い切って、学校に伝えました。

「PTAを抜けさせてください」と。

学校からは事情を聞かれ、
次男に起きたことを説明しました。

しかし、PTAについては
学校側だけでは決められないとのことで、
はっきりとした答えはもらえませんでした。

そして言われたのが、

「名前だけでも残してほしい」

という言葉でした。

どちらの立場もわかるからこそ悩んだ

私は、その状況をどう受け止めればいいのか、
どう行動すればいいのか
わかりませんでした。

学校側の事情も、よくわかります。

一人が抜ければ、
同じように抜ける人が増えるかもしれない。

そうなれば、
今の仕組みが成り立たなくなる。

一人ひとりに対応する難しさも理解できます。

でも、こちらにも
どうしても引けない事情があります。

PTAの役員決めは、
欠席すると
そのまま役員に選ばれてしまうこともあります。

もしそうなればーー

怖くて学校に行けないのに、
さらに負担を背負うことになるかもしれない。

その現実に、
どうすればいいのか分からなくなっていました。

不登校とPTAのこれからを考える

不登校の家庭は、
PTAに参加しなくてもいい。

そんな仕組みがあってもいいのではないかと思います。

子どもが笑顔で学校に通えているとき、
親はPTAでその恩を返す。

それが自然な形だと私は思います。

でも現実は、
そうなっていません。

だからこそーー

不登校になり、
親の苦しさを知った今の私が、

その思いを伝えるべきだと思い、
学校に話しました。

願っていること

先生も、保護者も。

不登校の子を持つ親の気持ちに
少しでも心を寄せることができる社会になってほしい。

そう願いながらも、

現実には、
今どう動けばいいのか分からないままでした。

同じように悩んでいる方も
いるかもしれません。

そこで、

私が実際に学校へ伝えた内容を
一つの例として残しておきます。

私が学校に伝えた内容(例)

これが正解ではありませんが、
当時の私が考えて伝えた内容を残します。

現在、家庭の事情により
学校行事やPTA活動への参加が難しい状況です。
可能であれば、名前のみ在籍という形で、
実務の免除についてご配慮いただけると助かります。
学校の運営上のご事情もあるかと思いますが、
今の状況をご理解いただけますと幸いです。

不登校の親がこれ以上苦しまないために

私は次男がいじめに遭って
はじめて、その親のつらさを実感しました。

当事者になったからこそ、
見えることがあります。

だからこそ、
私にできることがあるのではないかと思っています。

そしていつか、
子どもが大きくなり、
「不登校の親」という立場ではなくなったとしてもーー

この想いは変わりません。

どんな立場になっても、

不登校の親子が、
これ以上苦しまなくていい社会へ。

その一歩を、
静かに続けていきたいと思います。

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