なぜ「他人を大切にする子育て」がいじめを防ぐのか~親の姿勢が子どもを育てる【体験談③】

いじめ・不登校と子どもの心

子どもには「優しい子に育ってほしい」と願う親は多いと思います。しかし、どうすれば自分も他人も大切にできる子どもに育つのでしょうか。

この記事では、私自身が幼い頃から毎年聞いて育ったお経の話と、子育ての体験を通して、他人を大切にする心を育てる子育てについて考えていきます。

▶この記事は「いじめ・不登校を生まないために親ができること【体験談シリーズ】」の一つです。
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友達を大切にする心を子どもにどう教えるか

子どもは一人では生きていけません。たくさんの人と関わる事で成長していきます。
私は関わってくれている一人一人に「ありがとう」が言いたい。
うちの「たまり場」に遊びに来る子達はみんな私にとって大切な存在です。
でも、その中には我が子を裏切って深く傷つけてきた子もいました。
それでも、「友達を大切にしてね」と、言って育ててきたことは正しいと思っています。

このことをしっかり教えないと、自分の都合で友達を利用したり、気持ちのこもってない付き合いしかできない子どもになるかもしれません。

親が子の友達を大切にする姿を見せることの意味(お経に学ぶ「我が子だけを可愛がる心」の怖さ)

目連尊者と母の話から学んだこと

私にはお盆の時期にずっと聞いてきたお話しがあります。
お寺の前で盆踊りがあるのですが、直前のお盆法要で父が毎年同じ法話をするのです。

・盆踊りの由来
目連尊者が神通力で亡き母を探すと、母は生前の欲深さ(自分の子ばかりかわいがる)が原因で餓鬼道に堕ち、飢えと渇きに苦しんでいました。、、、(続く)

目連尊者の母は、我が子だけを可愛がり、他人への思いやりを失ってしまいました。
このお話しは、子育てにおいて「自分の子だけ守ればいい」という考え方が、結果的に誰も幸せにしないことを教えてくれます

欲に溺れない生き方を子どもに伝える

誰でも自分の子は可愛い。
でも、欲に溺れてはいけない。大切な事が見えなくなってしまいます。

目蓮尊者はすべての人々に食べ物を施してまわります。その後もう一度神通力でお母さまを探すと、お母さまは極楽浄土に逝かれたことがわかり、嬉しくて踊ったのが盆踊りの由来。というお話です。

私は、いじめっ子の親を見ると憎しみが燃え上がります。
「どうして友達を大切にすることを教えないの?」
どうしようもない無力感にさいなまれます。

子育てにおいて大切な事は、大人たちが手を組み、一緒にすべての子どもを守っていくのだという意識ではないでしょうか。

親であれば誰でも、我が子に幸せになって欲しいと願います。
しかし、本当の幸せとは、自分一人だけの幸せではなく、誰かと分かち合える幸せなのだと思います。

親がその姿勢を日々の生活で見せることが、子どもに「自分も他人も大切にする生き方」を伝える一番の教育なのではないでしょうか。

特に優しく繊細な子どもは、この価値観がなければ自分を傷つけてしまいます。
次の記事では、HSCという特性をもつ子どもの育て方について、母の体験から書いています。



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